地震発生時の従業員の行動

(5)ガソリンスタンドに被害があった場合の措置


地下タンクの漏洩が確認された場合の措置

 地下タンクに漏洩の疑いがある場合は、対応ができる場合は必要な応急処置を施し、すみやかに所轄の消防署に報告します。
 ただちに営業を中止し、ロープなどにより立ち入りを禁止します。


≪注意ポイント≫ 地下タンクの修理・取り替え等の復旧工事には、消防署の許可が必要です。

 地所轄消防署への連絡をすみやかに行うために、「緊急時の連絡先」(様式6)に電話番号を記入し、目につきやすいところに掲示しておきましょう。

<「緊急時の連絡先」の記入例> (様式6)

防火壁が倒壊した場合の措置

 防火壁は、火災のときに延焼を防止することを目的としています。構造的に自立していなければならず、倒壊した場合は営業できません。きれつが入ったり、傾いたりしている場合は修理が必要です。ただちに営業を中止して、ロープなどにより立ち入りを禁止します。ただし安全が確保された場合は最大の注意を図り営業します。

停電時の対応

 停電時には、軽量機を手回しによって操作しなければなりません。平常時の数倍の時間を要しますが、役所や消防、警察など、緊急を要する給油もあるので、対応しなければなりません。

<軽量機の手動操作>
  • 手動の場合、電磁弁解除後級を行う。(電源OFF)
  • 日頃から手動ハンドルの位置を確認しておく。

※電磁弁の位置は、機種により違いますので確認をしてください。

「緊急用可搬式ポンプ」の設置

 組合では、災害発生時における緊急車輌等への迅速な燃料供給と、ガソリンスタンド従業員の労働負荷を大幅に軽減できる「錦秋用可搬式ポンプ」を、各ブロック事務局に配置します。

【特徴】
  • 吸入ホースを地下タンクへ落とし、手動ハンドルを回して給油ができます。
  • 停電、配管破損時でも、緊急車両への給油や暖房用灯油の注油が可能です。

従業員が負傷した場合の対応

 不詳の種類と状態を調べ、適切な応急手当を行います。

応急手当の方法


 緊急に医師の診療を要する場合は、病院へ運ぶ、または救急車を呼ぶなど、迅速に運送を行います。

救急車の呼び方

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