石油製品の需要構造をみると、ガソリンなどの需要が増加し、重油などの需要が減少しており、80年度から2000年度における燃料油合計の需要に占めるガソリン・ナフサの構成比が29.1%から43.6%と増加する一方、BC重油は37.9%から12.9%と後退し、需要の「軽質化」傾向が進んでいます。
99年度の石油製品需要は4年ぶりに前年度実績を上回りましたが、2000年度は、物流部門の合理化の進展や電力向け需要の減少などにより、再び前年度を下回りました。
油種別には、ガソリン、A重油は前年度実績を上回ったものの、石化製品の生産が低迷したナフサ、物流合理化の影響を受けた軽油、および電力用が低迷したC重油などは前年を下回りました。
単位:千キロリットル
出所:経済産業省「エネルギー生産・需給統計年報」
石油製品別国内需要構成比 | 石油製品の用途別国内需要構成比 |
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