子どもとお年寄り、乳幼児のための交通安全

平成16年中に福島県内で起きた交通事故は、発生件数、死者数、傷者数ともに3年連続で減少。中でも死者の数が過去10年間で最も少ないという調査結果が出ました。しかし、事故が無くなったわでではありません。特に県内のお年寄りの交通事故については、全交通死亡事故者数の約4分の1が高齢者です。
今後、高齢化がさらに進むにしたがい、お年寄りの死傷者はさらに増えることが良そうされます。一方で、子どもの交通事故も後を絶ちません。平成16年中に起きた子どもの死亡事故は、過半数が走行中の事故で、その全てが小学2年生以下の子どもでした。
かけがえのない大切な命を守るため、交通安全3つの約束&チャイルドシート・4つのチェックポイントを、ぜひ今日から実践してください。

交通事故で死傷した人の数(年齢別)

高齢者の死者数の推移

お年寄りのための交通安全3つのポイント

ポイント1 外出は、明るい色の服装で。夕方、夜間、明け方の外出には、夜間反射材を身に付けましょう。

ドライバーが発見しやすい明るい色の服装を身につけるようにしましょう。夜間反射材を着用すると効果的です。夜間、車は右方向からの横断者に気がつきにくいので、特に注意が必要です。


ポイント2 道路を横断するときは、油断しないでよく確認。

道路を横断するときは、信号機や横断歩道があるところから渡りましょう。
青信号でも安全を確かめて渡りましょう。
近くに信号や横断歩道がないときは、道路をよく見渡せるところから渡りましょう。
見通しの悪いところでの横断もやめましょう。


ポイント3 道路の横断は意外に時間がかかります。
余裕を持って渡りましょう。

慣れている近所の道でも渡る前に必ず安全を確かめましょう。
確認は右・左・右の順で。
横断中も油断せずに車が来ないかどうか確かめましょう。
道路の横断は意外に時間がかかります。10mの道路を渡るのに9秒から13秒かかります。
60キロで走る車は、1秒間におよそ17m進みます。車が見えているときは、通り過ぎるのを待って横断しましょう。

高齢運転 セーフティドライブのポイント
高齢者マーク 高齢者マーク(もみじマーク)には「このマークを取り付けている車に対してドライバーは、思いやりのある運転をしてください」という意味があります。70歳を過ぎたら高齢者マークを付けましょう。

道路交通法の改正により、免許証を返納する代わりに身分証明にも使える「運転経歴証明書」を交付できるようになりました。このような制度を利用するのも自分を守るひとつの方法です。

子どものための交通安全3つの約束

ポイント1 きちんと歩道をあるきます。

道路は、人が歩く場所「歩道」と、車が走る場所「車道」に分かれています。歩くときには、歩道を歩きましょう。


ポイント2 止まって、見てからわたります。

道路をわたるときは、必ず、歩道のはじでいったん止まり、車が来ないかよく見てからわたります。
車が来ているときは、通り過ぎるのを待って、もういちど、よく見てからわたります。


ポイント3 道路であそびません!

道路であそんだり、道路でふざけたりしません。
止まっている車の近くでもあそびません。

自転車に乗るときのポイント
●自転車は、道路の左側端に寄って通行しましょう。
●信号のある交差点では、二段階右折をしましょう。
●夜間、自転車に乗るときは、必ずライトを点灯しましょう。

チャイルドシート4つのチェックポイント

時速60kmの急停車は、ビルの5階から落下するほどの衝撃だと言われています。
この衝撃を軽くするためにはシートベルトが必要です。ところが車のシートベルトは大人向けに設計されており、安全に正しく使用するには135cm以上の身長が必要です。
そのために子どもにはチャイルドシートがあります。正しく取り付けられているかチェックしてみましょう。


チェック1 お子様の体格に合っていますか?
  • 乳児用…適応体重10kg未満
    参考年齢0~1歳頃
  • 幼児用…適応体重9kg以上18kg以下
    参考年齢1~4歳頃
  • 学童用…適応体重15kg以上36kg以下
    参考年齢4~11歳頃

チェック2 正しい位置に取り付けていますか?
  • エアバッグ装着の座席には後ろ向きで取り付けない。
  • 体重9kg未満の赤ちゃんには、前向きの状態で使わない。
  • 3点式シートベルト専用の製品は、2点式シートベルトの座席では使わない。

チェック3 正しい方法で取り付けていますか?
  • シートベルトは正しい位置に通っていますか?
  • シートベルト固定金具でシートベルトが止められていますか?
  • シートベルトによじれやゆるみ、たるみはありませんか?
  • チャイルドシートがグラグラしていませんか?

チェック4 お子様にフィットしていますか?
  • 正しい姿勢で深く座らせていますか?
  • バックルは、左右とも差し込まれていますか?
  • ベルトの肩の高さは正しい位置ですか?
  • ベルトがゆるみすぎたり、きつすぎたりしませんか?
セーフティチェックは定期的に行いましょう
ガソリンスタンドでは、チャイルドシートが正しく取り付けられているかチェックしております。どうぞ、お気軽にお申し付け下さい。
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